Native InstrumentsのMaschineは、多彩な機能を備え、楽曲制作やライブパフォーマンスのセットアップに幅広く統合できるパワフルな音楽制作ツールです。
できることがあまりに多いため、どこから始めればよいか迷ってしまうかもしれません。そこで今回は、基本的なセットアップから具体的な制作・パフォーマンスの実例まで幅広く役立つ、初心者向けの優れたMaschineチュートリアルをウェブ上から集めました。しかも嬉しいことに、これらのチュートリアルはすべて無料で視聴・閲覧できます。
本ガイドでは記事形式と動画形式の両方のチュートリアルをご紹介しているため、お好みの学習スタイルに合わせてMaschineを最大限に活用するためのヒントを見つけることができます。
また、期間限定のSummer of Soundでは、Maschineをお得な特別価格で手に入れることができます。
Maschineの強みと最適な用途
Maschineは、大容量の内蔵サウンドライブラリに加え、Native InstrumentsのExpansionsによって膨大な追加サウンドを利用できる、汎用性の高いビートメイキングツールです。また、シーケンサーを止めることなく内部または外部のオーディオ信号を録音できる、オンザフライのサンプリング機能も備えています。
そのため直感的な音楽制作に最適であり、演奏するのが楽しいパッドベースのハードウェアインターフェイスは、ビートメイキングやライブパフォーマンスにおいてよりフィジカルなアプローチを求める方にとって理想的なツールとなっています。
Maschineはスタンドアローンで使用可能?
Maschineには、スタンドアローンで使用できるモデルとしてMaschine+があります。このモデルはプロセッサー、RAM、ストレージを内蔵しているため、コンピューターを一切使わずに使用できます。Maschine MK3やMaschine Mikroをはじめとするその他のMaschineデバイスはすべて、使用する際にコンピューターが必要です。
Maschineシリーズのラインナップについての詳細は、Maschine製品ページをご覧ください。
2024年にチェックすべきMaschineチュートリアル15選
1. Maschine MK3のすべてを使いこなす方法
プロダクトスペシャリストのBoris Mezgaがナビゲーターを務めるこのNative Instruments公式動画ガイドは、Maschine MK3の使い方に関する必須知識を網羅した総合ツアーです。
合計3時間を超える全3回のこのガイドでは、Native Accessのダウンロードやデバイスの登録から、MacroやSnapshotの使い方、リサンプリング、外部MIDI機器の連携に至るまで、あらゆる内容を網羅しています。もしMaschineのチュートリアルシリーズを1つだけ選んで観るなら、間違いなくこれがおすすめです!
BorisによるMaschineのノウハウをもっと知りたい方は、Maschineでのハウストラック制作や「Maschineについて知っておくべき10のこと」を取り上げた他の動画もぜひご覧ください。
2. Maschineマスタークラス
作曲家兼YouTuberのJef Gibbonsが、洗練された2本の動画でMaschineのChord Modeとノートエディット機能を深く掘り下げて解説しています。
「Maschine: Chords Mode Masterclass! Essential Chords tips」では、JefがChord Modeの基本的な使い方をステップ・バイ・ステップで詳しく解説し、あっという間に美しいコード進行を作成できるように導いてくれます。
また、転回形、ベースラインのコツ、ヒューマナイズなど、実践に役立つテクニックも紹介しています。
「Ultimate Maschine+/MK3 Note Editing Masterclass!」では、再生ヘッドやナッジ設定の最適化、パラメーターの調整、Step Modeのフル活用など、Maschineのハードウェアインターフェイスを使ってノートエディットのスキルを磨く方法を解説しています。
Jefは、Maschineを初めて触る方向けの動画「Getting Started with Maschine MK3」も公開しています。
Maschineを使ったパフォーマンスに興味があるなら、Maschineのライブワークフローを解説し、JefがYouTuberになった経緯にも迫る記事「MASCHINE+とJef Gibbonsによるプロレベルのライブループ術」をチェックしてみましょう。
3. ハードウェアのセットアップと初めてのビートメイク
YouTuberのD.A.V.E.は、わずか7分間で多くの内容を凝縮したこの短い動画で、Maschineのセットアップについて簡潔に紹介しています。
この動画は専門知識がほとんどない前提で作られており、音楽制作用語に不慣れな方にも最適です。まずはオーディオケーブル、電源、USBケーブルの接続方法から始まり、初期設定(環境設定)の手順を経て、実際に最初のビートを作るまでの流れを実演しています。
4. The Weekndを手がけるプロデューサーDannyBoyStylesによる、ソウルフルなR&Bトラックメイク
グラミー賞受賞歴を持ち、The WeekndやBeyonceらの作品を手がけてきたプロデューサーDannyBoyStylesが、この動画でMaschine+を使ったビートメイキングを披露しています。
オーディオのサンプリングとチョップ、ドラムビートの作成、リードラインの打ち込み、ミキシングまでを網羅しており、現代のR&B制作における貴重なノウハウが詰まっています。
5. ChordsモードとNotesモードを使ったメロディの作成
ADSR Music Production Tutorialsによるこの動画では、チルなテクノトラックに適したメロディの作り方を解説しています。
スケールの選択、単一パッドからのコードトリガー、Note Repeatモードを使ったストローク奏法の再現などが取り上げられています。
6. Lex LugerがMaschineで生み出すトラップの傑作
Rick RossやKanye Westの楽曲を手がけてきたプロデューサーLex Lugerが、Native Instrumentsのこの動画で、重低音が効いたムーディーで迫力あるトラップトラックを制作します。
Lexがコードを作成し、Maschineのユーザーライブラリを使ってドラムパートを構築し、そしてピッチ変化を伴う強烈な808ベースラインを作り上げる様子を見ることができます。トラッププロデューサー必見の内容です。
7. FJAAKによるテクノ制作のヒント
ベルリンを拠点とするデュオFJAAKが、この簡潔ながら充実した動画で、Maschineを使ったテクノトラック制作のヒントを惜しみなく共有しています。
この動画には、サウンドの整理、サウンドデザイン、そして強烈なキックドラムを作り込むためのアドバイスなどが含まれています。
8. 変化し続けるサウンドとエフェクトの構築
Point Blank Music Schoolによるこの動画では、Paul Resselが日常のありふれたサンプルから魅力的に変化し続けるサウンドを生み出す方法を解説しています。
異なるピッチでのサウンドのレイヤー、イベントエディット、グレインディレイの活用法などが紹介されています。
9. ポータブルなMaschine+環境を整えるパワーユーザー向けアクセサリーガイド
「Accessorize! The power-user’s guide to a portable Maschine+ rig」では、Create Digital MusicのPeter Kirnが、Maschine+の周辺機器を揃えるための極めて実用的なアドバイスを紹介しています。
SSDやHDDの選び方、モバイル環境用のモバイルバッテリーの選定、MIDI機器やオーディオ機器の接続方法などを網羅したこの記事は、このグルーヴボックスを最大限に活用したい方にとって必携のガイドです。
10. 作曲家Walter MairがモジュラーとMaschineで創り出す唯一無二のサウンド
Grand Theft Audio、Call of Duty、さらにはクラッシュ・バンディクーといった数々の名作ゲームシリーズを手がけてきたWalter Mairは、機材の徹底的な音作りに情熱を注ぐテクノロジー好きな作曲家です。
記事「Composer Walter Mair makes extraordinary sounds with modular and MASCHINE」の中で、Walterはソフトウェアシンセとハードウェアシンセ双方へのこだわりや、機材で埋め尽くされた自身のワークフローにMaschineをどのように組み込んでいるかを語っています。
11. 初心者向けMaschineチュートリアル:Maschine MK3での曲のアレンジ方法
説得力のあるアレンジを作ることは多くのプロデューサーにとって悩みの種ですが、この動画ではYouTuberのAG Got Beatsが、納得のいく完成度の高いトラックに仕上げるためのヒントを教えてくれます。
この動画では、MaschineをリニアなDAWのように扱いながらサウンドの厚みを構築し、さまざまなアレンジのアプローチを試すAG独自のお気に入りワークフローを詳しく解説しています。
12. Dana RuhによるMaschine+を使ったテックハウスのライブ制作
DJ、プロデューサー、そしてレーベルオーナーでもあるDana Ruhは大のMaschineファンであり、このNative Instrumentsの動画ではテックハウスのトラックをライブで制作しています。
ドラムパターンのレコーディング、Monarkを使ったベースラインの作成、バリエーション豊かなパターンの即興演奏などを解説しています。
13. Maschine+入門:スタンドアローンでの音楽制作ワークフロー
こちらも初心者向けの動画で、今回はMaschine+をスタンドアローンで使用することに特化した内容となっています。
YouTuberのNoisegateが、40分弱の動画の中でテックハウスのトラック制作をステップ・バイ・ステップで解説します。サウンド選び、ドラムプログラミング、アレンジのコツなどを網羅しています。
14. 9th Wonderが語るKendrick Lamar楽曲でのサンプリング手法
NPRによるこの動画では、9th WonderがMaschineを使ってKendrick Lamarの楽曲「Duckworth」のために3つの異なるビートをどのように制作したのかを紹介しています。
この動画は厳密にはMaschineのチュートリアルではありませんが、9th Wonderのクリエイティブな制作プロセスを知る上で一見の価値があります。
15. Bitwig StudioとNI Maschine
Bitwigの公式動画では、ラッパー兼プロダクトトレーナーのThavius Beckが、このDAWとMaschineを使ってビートを制作しています。
この動画では、ベースラインやビートの打ち込みに加え、Maschineハードウェアを使ってBitwigを操作する方法についても解説しています。
Maschineで始める音楽制作
ここまでMaschineを最大限に活用するための役立つリソースを数多くご紹介してきましたが、学べることはまだまだ尽きません。さらに多くの素晴らしい記事をご覧になりたい場合は、Native Instrumentsブログで「Maschine」を検索してみてください。