|Native Instruments

ヴィンテージ機材を再現するおすすめの無料REAKTORアンサンブル

シェア リンクをコピーしました
Top Free Vintage-Inspired REAKTOR Ensembles

ソフトウェアインストゥルメントの利点は明らかです。少なくともNative Instrumentsチームにとっては、無限の可能性、圧倒的なコストパフォーマンス、(ほぼ)ゼロのメンテナンスなど、枚挙にいとまがありません。しかし、筋金入りのソフトシンセ愛好家であっても、どこか古びて埃をかぶった機材に愛着を感じてしまうものです。実際に手で触れる操作感であれ、愛機ならではの特有のノイズやパチパチ音であれ、あるいは年代物の機材が放つ独特の匂いであれ、素晴らしいヴィンテージハードウェアには、ゼロとイチのデジタルな世界には完全に落とし込めない独特の魅力があります。

幸いなことに、両方の世界の魅力を同時に味わうことに情熱を注ぐ、熱心なNative Instrumentsユーザーが存在します。REAKTOR User Libraryの開設以来、彼らは自身のお気に入り機材を再現し、世界中のユーザーへ無料で届けるために絶え間ない努力を続けてきました。これらのアンサンブルは実機のような匂いこそ再現できないかもしれませんが、サウンドは本物さながらで、見た目まで忠実に仕上げられたものもあります。何より、すでにREAKTOR 6のユーザーであれば、完全に無料で手に入ります。ここでは、その中でも特に優れた5つのアンサンブルをご紹介します。

Roland RE 201 Space Echo

Roland RE-201 Space Echoを再現したREAKTOR用アンサンブルのインターフェイス

1974年に登場したRolandのRE 201は、現在でも多くの人々にテープディレイの決定版とみなされています。Johnny Greenwood、Portishead、Lee “Scratch” Perryなど多彩なアーティストに愛用されてきたSpace Echoの特徴的な揺らぎのあるリピートサウンドは、あらゆるジャンルの名曲で耳にすることができます。REAKTORアンサンブル制作者のJesse Vocciaによるこの素晴らしいサウンドの再現版には、ヴィンテージ仕様のグリーンとブラックのインターフェイスが採用されており、サウンドそのものが変わるわけではないものの、レトロな雰囲気をぐっと高めてくれます。

今すぐ入手

メリット
テープを交換する手間が一切かかりません。

デメリット
使い古したテープのサウンドも捨てがたい魅力です。

Ingrid Ensemble

REAKTORのIngridストリングスシンセサイザー・アンサンブルのインターフェイス

1970年代には、生演奏のストリングスアンサンブルに代わるポータブルな代用品を目指し、数多くのポリフォニックシンセサイザーが登場しました(完全な代替とまではいかなかったものの)。Robert SigmundtowskiがこのコンセプトをREAKTORで再現したアンサンブルは、ARP、Korg、Rolandなどの名機を彷彿とさせるもので、素晴らしいサウンドを奏でる3つのインストゥルメントに、シンプルなフィルターとディレイセクション、さらにLFOとゲインコントロールが追加されています。

今すぐ入手

メリット
まさに70年代のストリングスシンセサイザーのサウンドそのものです。

デメリット
実際の生ストリングスとはあまり似ていません。

JUNO 106

Roland Juno-106シンセサイザーを再現したREAKTOR用アンサンブル

106は1984年にRolandの伝説的なJunoシリーズに加わり、80年代後半のロックやポップスの大ヒット曲に幅広くフィーチャーされました。頑丈に作られていたため現在でも比較的入手しやすく、瞬時に80年代のバイブスを得られるシンセとして今なお広く使われています。もしeBayなどで実機が見つからなくても、心配はいりません。REAKTOR User Libraryには、Junoシリーズへのトリビュート作品がいくつも公開されています。このアンサンブルは、ヴィンテージエミュレーションの名手Stephan Beckerによるもので、通なファンにとってはクオリティの高さが約束された仕上がりです。

今すぐ入手

メリット
あの80年代のサウンドが手に入ります。

デメリット
誰もが同じ80年代のサウンドを鳴らしています。

CALC-U-SYNTH VR

Casio VL-Toneを再現したREAKTOR用CALC-U-SYNTH VRアンサンブル

万人向けではないかもしれませんが、子供の頃に電池駆動のCasio VL-Toneキーボードを持っていた世代の大人たちにとってはたまらないはずです。少しでもノスタルジーを刺激されたなら、アンサンブル制作者Adam Hanleyによるこのベージュ色のプラスチック感あふれるアンサンブルをぜひチェックしてみてください。わざわざサーキットベンディング(回路改造)まで施されています。

今すぐ入手

メリット
オリジナル機とまったく同じ音が鳴ります。

デメリット
オリジナル機とまったく同じ音しか鳴りません。

THE CHILLER

BoscomacによるARP OmniにインスパイアされたREAKTOR用ストリングスシンセサイザー・アンサンブルThe Chiller

ベテランアンサンブル制作者Boscomacの作品は、残念ながらREAKTOR User Libraryには登録されていません。しかし現在も無料でダウンロード可能で、特にこの作品は見逃すには惜しい仕上がりです。このシンセオーケストラはARP Omniストリングスシンセサイザーから着想を得ており、1978年のMk2エディション特有のオレンジとブラックのカラーリングをまとっています。特定の機種を完全にそのまま再現したわけではありませんが、そんなことは気にならないほど魅力的なサウンドを響かせます。

今すぐ入手

メリット
とにかくサウンドを聴いてみてください。

デメリット
Boscomacの優れた無料作品の数々をチェックするために、数週間ほど時間を確保しておく必要があります。

関連製品