|Sara Simms

DJセットを際立たせる5つのTraktorエフェクト

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Traktor effects

Traktor ProでのDJプレイの基本を理解したら、エフェクトを使ってセットに独創性を加えてみましょう。DJはエフェクトを活用して独自のセンスやスタイルをプラスし、ミックスをより魅力的に仕上げます。Traktor Proには40種類以上の多彩なエフェクトが搭載されており、楽曲を微細に調整することも、劇的に変化させることも可能です。

この記事では、Delay、Reverb、モジュレーションエフェクト、Delay T3、Mixer FXを含む、Traktorに不可欠な5つのエフェクトの使い方を解説します。Traktorのエフェクトは、ミックスに魅力的な音響要素を加え、スキルを高め、DJセットをさらに生き生きとさせる強力なツールです。

各セクションへのリンク:

  1. ディレイでリズミカルなエフェクトを作成
  2. リバーブで空間的な広がりを演出
  3. モジュレーションエフェクトでサウンドを経時的に変化
  4. Delay T3で深みをプラス
  5. ミキサーエフェクトですばやくエフェクトを適用

あらゆるレベルの何十万人ものDJに愛用されている定番ソフトウェア、Traktor Proを使ってこのチュートリアルを進めましょう。

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Traktorのエフェクトについての基礎知識

Traktor Proには、Deckエフェクト(SingleエフェクトおよびGroupエフェクト)とMixerエフェクトの2種類があります。Traktorのエフェクトをより自在にコントロールするには、Traktor DJコントローラーを使用してパラメーターを操作することをおすすめします。Traktorコントローラーはあらかじめエフェクト用にマッピングされているため、セットのプレイ中でも手軽にエフェクトを微調整できます。

1. ディレイでリズミカルなエフェクトを作成

特に優れたサウンドのエフェクトの1つがディレイです。ディレイは、オーディオトラックを取り込んで遅延させた複製を再生し、エコーを生み出す時間ベースのオーディオエフェクトです。ディレイを使用すると、DJセット中に面白いリズミカルな効果を作り出すことができます。TraktorではディレイをSingle/Group FXとして使用できるほか、Mixer FXでも2種類のディレイが利用可能です。ディレイをSingle FXとして使用するには、TraktorのPreferencesを開き、「Effects」に移動してFX 1スロットで「Single」を選択します。

FX Slot 1にロードされたDelay
FX Slot 1にロードされたDelay

FX Slot 1にDelayをロードし、Dry/Wet(D/W)コントロールの下にある「On」ボタンを押してDelayをオンにし、D/Wノブを30%などの低めの値に設定します。Deck Aにトラックをロードして再生しましょう。TraktorのFXセクションまたはTraktorコントローラーで「FX 1」を選択します。FX 1ボタンを押すと、再生中のトラックにDelayがインサートされます。

Traktor ProのDelay
Traktor ProのDelay

Rate(レイト)を変えて試してみましょう。まずは1/16から始めてみてください。FX 1ボタンを数拍だけすばやくオンにしてからオフにします。DelayのRateをいろいろ試し、トラックのイントロやアウトロ、あるいはブレイクダウンなど、様々なセクションでディレイを加えてみましょう。

2. リバーブで空間的な広がりを演出

もう1つの便利なエフェクトはリバーブです。リバーブは残響、つまり音が鳴った後の余韻をシミュレートするエフェクトです。ブレイクダウンやビルドアップなど、トラックに空間的な広がりや奥行きを加えたいときにいつでも役立ちます。

ReverbをSingle FXとして使用するには、TraktorのPreferencesを開き、「Effects」に移動してFX 2スロットで「Single」を選択します。Dry/Wet(D/W)コントロールの下にある「On」ボタンを押してReverbをオンにし、D/Wノブを約20%に設定します。まずはSizeを60前後に設定し、ハイパスフィルターとローパスフィルターを最大値にして、クラブ向けの壮大なリバーブサウンドを試してみましょう。

Traktor ProのReverb
Traktor ProのReverb

Deck Bでトラックを再生します。トラックがブレイクダウンに達したら、FX 2ボタンをオンにします。ブレイクダウン中にSizeを60から80へと徐々に上げ、D/Wも増やしていきましょう。ドロップに突入する瞬間にFX 2ボタンを押してビートに合わせてぴったりリバーブを止めると、ドロップの開始をドラマチックに演出できます。

3. モジュレーションエフェクトでサウンドを経時的に変化

モジュレーションエフェクトとは、オーディオのサウンドを経時的に変化させて、脈動感やうねるような効果を生み出すエフェクトの総称です。代表的なモジュレーションエフェクトにはコーラス、フランジャー、フェイザー、トレモロなどがあり、DJはこれらを使ってミックスに動きやテクスチャーを加えることができます。Traktor ProにはFlanger、Ring Modulator、Filter:92 LFO、Filter:92 Pulse、Mulholland Drive、Phaser、Phaser Pulse、Phaser Fluxなど、豊富なモジュレーションエフェクトが搭載されています。

モジュレーションエフェクトを使い始めるには、FX 1スロットにSingle FXとしてPhaserをロードします(Single FXの選択方法については上記のDelayとReverbの項目を参照してください)。Deck Aにトラックをロードして再生し、D/Wノブの下にあるボタンを押してエフェクトをオンにします。そしてFX 1ボタンをオンにしましょう。D/Wを約50%に設定し、RateやFeedbackを上げて変化を試してみてください。

Traktor ProのPhaserエフェクト
Traktor ProのPhaserエフェクト

4. Delay T3で深みをプラス

TraktorのDelay T3エフェクトは、よりクリエイティブで表現力豊かなディレイ効果を得るために設計されています。先ほど紹介した通常のDelayエフェクトよりも、豊かで独特のキャラクターを持つトーンが特徴です。

音数の少ないトラックや、楽曲のイントロやアウトロに特に効果的です。

FX Slot 2にSingle FXとしてDelay T3をロードし、Deck Bでトラックを再生します。FX 2ボタンをオンにして、トラックにDelay T3をインサートしましょう。まずはD/Wを完全に下げた状態からスタートし、ゆっくりと上げていきます。FeedbackやRateを上げて試してみてください。Rateの下にあるFR.Rボタンを押してFree Run modeを有効にし、RateとFeedbackを上下させて音の変化を楽しんでみましょう。

Traktor ProのDelay T3
Traktor ProのDelay T3

5. Mixer FXですばやくエフェクトを適用

Mixer FXは、DJがすばやくエフェクトを適用できるように設計されたワンノブエフェクトです。Mixer FXにはReverb、Dual Delay、Noise、Time Gater、そしてFilterを含む4つのエフェクトが自動でマッピングされています。なお、TraktorのPreferencesを使えば、任意のエフェクトをこの4つのスロットに割り当てることができます。

Mixer FXを使用するには、Mixer FXノブの下にあるドロップダウンメニューからいずれかのFXを選択し、エフェクト名の右側にあるボタンを押してエフェクトをオンにします。例えば、Deck Aでトラックを再生し、Mixer FXからFilterを選択します。Filterノブを左に回すとローパスフィルターが、右に回すとハイパスフィルターがトラックに適用されます。

フレーズの最後の4小節など、特定の小節数にわたってFilterを調節し、その後にオフにしてみましょう。どのMixer FXでもクールな効果を生み出すことができ、Deck FXよりもすばやくアクセスできるのが特徴です。

Mixer FX in Traktor Pro
Mixer FX in Traktor Pro

DJセットでエフェクトの活用をはじめましょう

このように、Traktorのエフェクトを活用すれば、DJセットを一変させ、ミックスに独自の雰囲気を与えることができます。まずは各エフェクトを1つずつ試してみて、トラックごとにどのように響くかをじっくり確認してみましょう。Traktor Pro屈指の強力な機能を使いこなし、今すぐミキシングを始めましょう。

DJプレイについてさらに詳しく知りたい方は、ビートマッチングやMixer FXのガイド、そしてDJの始め方に関するガイドもぜひご覧ください。

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