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Session Guitarist – Electric Ruby Deluxeで現代のトラックにヴィンテージ・ソウルを吹き込む方法

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How to infuse modern tracks feature

現代の制作ツールは無限のクリエイティブな選択肢を与えてくれますが、出来上がったサウンドが少しモダンすぎてしまうこともあります。過去の年代のサウンドにインスピレーションを受けているクリエイターも多いでしょう。では、楽曲の中でそうしたサウンドを再現するにはどうすればよいでしょうか? 本物のヴィンテージサウンドを生み出す当時の機材を手に入れるのは、多くの人にとって簡単なことではありません。

そこで活躍するのがSession Guitarist – Electric Rubyです。このギターVSTは、ホロウボディ・ジャズギターの温かみのあるサウンドを忠実に捉えています。数百種類ものコードやリフのパターン、そして豊富なカスタマイズオプションを備え、ブルージーなギターリックやヴィンテージなジャズトーン、その他のオールドスクールなサウンドキャラクターを取り入れるのに最適なツールです。この記事では、Electric Rubyを使ってトラックにヴィンテージなソウルを加える5つの方法を、コードやメロディ、トーン、ヒューマナイズなどの観点から解説します。

セクション一覧:

Session Guitarist – Electric Ruby Deluxeを用意して、一緒にチュートリアルを進めていきましょう。

Session Guitarist – Electric Ruby Deluxe の詳細を見る

DAWで「ジャズギター・サウンド」を鳴らすには?

DAWでジャズギターのサウンドを再現するには、Session Guitarist – Electric Rubyのような高品質なサンプリング・ギターVSTから始めるのが理想的です。丁寧にサンプリングされたこのホロウボディ・ジャズギターなら、最初の1音を鳴らした瞬間から説得力のあるヴィンテージ・ジャズトーンが得られます。さらにインストゥルメント内のカスタマイズオプションを使えば、サウンドの細かな追い込みも自在です。Electric Rubyには、ジャズにインスパイアされたコード進行、リフ、トーン設定のプリセットが豊富に用意されており、すぐに作業を始めることができます。

自分好みのジャズギター・サウンドを作り込みたい場合は、まずElectric RubyのGuitar Settingsページでネックピックアップのレベルを上げ、マイクの信号を少しブレンドしてみましょう。次にAmps & FXページで、ヴィンテージ・モデリングアンプ(Reverb Delightなど)やヴィンテージ・キャビネット、そして必要に応じてファズをほんの少し加えます。滑らかなジャズギター・サウンドの秘訣は、「やりすぎないこと(Less is more)」です。ヴィンテージなギタートーンの具体的な調整方法については、後述のステップ4で詳しく解説します。

Session Guitarist – Electric Rubyでモダンなトラックにヴィンテージなソウルを宿す方法

こちらは制作中のトラックです。現時点ではかなりエレクトロニックな印象で、深みやテクスチャーが不足しています。

Session Guitarist – Electric Rubyを使ってトラックにヴィンテージ感を加えると、次のようなサウンドに仕上げることができます。

1. ソウルフルなコードで楽曲の土台を固める

優れたコード進行は、優れたトラックの骨格となります。あらゆるSession Guitaristシリーズと同様に、Electric Rubyを使えば説得力のあるコードを簡単に取り入れることができます。さまざまなジャンルやムードにマッチするパターンを豊富に備えた、手元にいるセッションミュージシャンのような存在と考えてみてください。

Electric Rubyは豊かな響きを持つホロウボディ・ジャズギターをサンプリングしており、ヴィンテージスタイルにはもちろん、モダンなトラックにオールドスクールなエッセンスを加えるのにも最適です。このギターVSTを使ってトラックにコード進行を追加する手順を見ていきましょう。

Session Guitarist – Electric Ruby Deluxe

まずはインストゥルメントに収録された数百種類ものコードパターンの中から、楽曲に合うものを探してみましょう。インターフェイス中央にあるSong Browserを開いて検索します。

Song Browser

Song Browserには数十種類のプリセットソングが用意されており、それぞれ録音済みのパターン集で構成されています。ジャンルでソングを絞り込み、BPMから探すことで、トラックにぴったりのパターンが見つかります。

今回はソウルフルなヒップホップトラックに合わせて、Jazzジャンルのカテゴリーから「Eyes on You」というソングを選択しました。読み込むと、相性の良い複数のパターンを演奏できるようになります。

プラグインのインターフェイス上でパターンをクリックするか、MIDIキーボードの低いノートを弾きながら右手でノートやコードを演奏することで、パターンを試聴できます。

Electric Rubyは演奏を自動的に心地よいリズムやコードボイシングへと変換してくれます。ノートを1つ長押ししたときのサウンドは以下の通りです。

このパターンを楽曲に組み込んでいきましょう。トラックに合わせて左手で異なるパターンを試し、右手でノートを変えながらジャムセッションを行いました。

楽曲のベースラインに沿った進行を作成しました。これにより、トラックに瞬時にヴィンテージの風合いが加わります。

パターンをさらに細かく調整したい場合も、Electric Rubyには豊富なオプションが用意されています。右上の虫眼鏡アイコンをクリックしてパターンを入れ替えたり、インターフェイス右側のボタンでコードボイシングやパターンの長さなどを調整して、パターンの挙動を自在にカスタマイズできます。

Electric Ruby Deluxe でパターンをブラウズ

2. Electric RubyのMelodyモードで表情豊かなトップラインを追加

Electric Rubyは伴奏コードやリフの演奏だけでなく、トップラインやオリジナルのメロディパートの作成にも活用できます。

これを行うには、Kontakt内で独立した「Melody」バージョンのインストゥルメントをロードします。Electric Rubyのプリセットには、通常(パターン)バージョンとMelodyバージョンの両方が用意されていることがわかります。

Electric Ruby Deluxe のMelodyプリセット

このモードを使って、トラックを引き立てる表情豊かなトップラインを構築できます。

ここでもまずはSongの選択から始めます。今回はトラックのエレクトロニックなアレンジの中でも埋もれずきれいに抜けてくる、滑らかな設定の「Blues Lead」を選びました。

MelodyバージョンのElectric Rubyのインターフェイスは少し異なります。パターンに加えてMelodyセクションが用意されており、ミュートやトレモロなどの演奏タイプの設定や、ピック弾きと指弾きの切り替えが可能です。

Melodyモードのインターフェイス

生々しくリアルなリードラインを作るために、トグルスイッチをPolyからMonoに切り替えました。これにより、Electric Rubyはキーボードでの演奏を滑らかなソロスタイルのラインへと変換してくれます。

次に、気に入ったメロディラインができるまでキーボードでジャムを重ねました。ソウルフルで人間らしいニュアンスを出すために、タイミングやベロシティにしっかり強弱や変化をつけて演奏しています。

3. エレクトロニックなパートをヴィンテージギターでダブリング

トラックはまだ少しシンセ感が強すぎる印象です。そこでヴィンテージギターのサウンドを既存のエレクトロニックなパートに重ね合わせ、より深みと個性を持ったハイブリッドなサウンドを作るテクニックを使ってみましょう。

今回のアルペジオパートはこのテクニックにうってつけです。豊かなサウンドを誇るPlay Series音源40’s Very Own Keysを使って作成したアルペジオのサウンドを聴いてみましょう。

ギターでダブリングするために、Session Guitarist – Electric Rubyの新しいインスタンスを再びMelodyモードで立ち上げました。そしてアルペジオのMIDIデータをこのトラックにドラッグし、シンセと馴染むまで演奏設定を微調整しました。

DAWのピアノロール上のアルペジオMIDI

タイトでまとまりのあるサウンドにするため、演奏設定には「Muted」を選択しました。2つのパートを合わせたサウンドは以下の通りです。

4. 本格的なギタートーンの作り込み

ソウルフルなギターをトラックに加えるには、適切なノートを選ぶことだけが重要なのではありません。優れたトーンこそが、本格的なサウンドになるか、浮いてしまって違和感のあるパートになるかの決定的な違いを生みます。

ギタートーンは、楽器そのものからアンプ、ペダルエフェクト、録音方法に至るまで、数多くの要素に影響されます。

トーンの面において、Session Guitarist – Electric Rubyは理想的なスタートラインを提供してくれます。ホロウボディ・ジャズギターを忠実に捉えたそのサウンドは、最初の1音を鳴らした瞬間から古き良き時代の趣を感じさせます。

右上のSound Presetドロップダウンメニューを使えば、素早くトーンを調整できます。ブルージーなギターからR&Bまで、完成されたサウンドプロファイルが瞬時に呼び出せます。以下はプリセット「Mellow Jazz」のサウンドです。

さらにトーンを追い込みたい場合も、調整可能なパラメーターが豊富に揃っています。まずはGuitar Settingsページから始めましょう。ここでは、ブリッジとネックの2つのピックアップ、そして2種類の異なるマイクからのギター信号のバランスを調整できます。

Guitar Settings ページ

ヴィンテージなジャズトーンを目指すなら、ネックピックアップの甘くメロウなサウンドが効果的です。マイクの音も少しブレンドして深みを加えましょう。

Amps & FXページでは、リアルにモデリングされたギターアンプやキャビネット、コンパクトエフェクターなどのコレクションからシグナルチェーンを構築できます。本格的なヴィンテージのシグナルチェーンを再現するのも、まったく新しいサウンドを生み出すのも自由自在です。

Amps & FX ページ

ジャズギターでよく使われるエフェクトは?

ジャズやブルージーなギター、その他ヴィンテージのギタートーンでは、ディストーション、コーラス、ヴィンテージエコーなどのエフェクトが使われることもありますが、控えめに使うのがポイントです。ジャズギターのトーンは基本的にクリーンでピュア、ほんのり温かみがあるのが特徴ですので、過度なプロセッシングで音を濁らせないようにしましょう。

今回は、1960年代の見事なヴィンテージアンプのサウンドを忠実に捉えたアンプモデル「Reverb Delight」からカスタムトーンを作りました。そこにヴィンテージキャビネット、ペダルエフェクト「Skreamer Deluxe」によるファズ、ヴィンテージスタイルのコーラス、そしてReplikaによるスラップバックエコーを加えました。

5. 人間らしいニュアンスを加える

ソウルミュージックの本質は、完璧でないこと(不完全さ)にあります。ギターサウンドにあえてわずかな「揺らぎ」を加えることで、トラックに深みと個性が生まれます。Electric Rubyには、そうしたニュアンスを表現するためのオプションが豊富に用意されています。

Guitar Settingsページでのノイズとチューニングの調整

まずはGuitar Settingsページで、フレットノイズやヒスノイズ(「Noise Floor」)を上げ、チューニングをあえて少しルーズにして、魅力的な「ズレ」のあるサウンドを作ることができます。

Session Guitarist – Electric Ruby DeluxeのPlaybackページにあるパフォーマンスとタイミングのコントロール

次にPlaybackページで、パフォーマンスとタイミングのパラメーターを調整し、演奏にあえて不完全さを加えることができます。極端な値に設定すると、クオンタイズを外した独特のグルーヴが生まれ、ヒップホップなどのジャンルに最適です。

不完全さを加えたコード進行のサウンドを聴いてみましょう。最初にクリーンなオリジナルバージョンが流れ、2回目に「ヒューマナイズ」されたバージョンが流れます。

最後に、ヴィンテージギターのすべてのレイヤーを追加したトラックのサウンドをお聴きください。

楽曲制作にヴィンテージソウルを取り入れる

この記事では、Session Guitarist – Electric Rubyを使ってトラックにヴィンテージなニュアンスを加える5つの方法をご紹介しました。これらの手法を把握できたら、ぜひご自身の楽曲制作でも活用してみましょう。本格的なジャズギターサウンドをベースに、数百種類もの収録パターンと無限のサウンドシェイピングの可能性を備えたElectric Rubyは、現代の音楽にヴィンテージの魅力をもたらす理想的なギターVSTです。

Session Guitarist – Electric Ruby Deluxeの詳細を見る

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