|Tim Cant

Komplete 15 Select (Band Edition)で作るディスコソング

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How to write a disco song using Komplete 15 Select (Band Edition)

ソウル、ファンク、R&Bがダンス向けに発展したディスコは、踊れるビート、エネルギッシュで時にシンコペーションを効かせたベースライン、そして表現力豊かで高揚感のある音楽的要素によって、1970年代に爆発的な人気を博しました。1970年代後半から1980年代にかけてメインストリームでの人気は落ち着いたものの、ハウスやヒップホップといったサンプリングやスタイル面で影響を受けた音楽ジャンルの中で、ディスコの精神は今も生き続けています。

本ガイドでは、ファンキーなギターのリック、躍動感のあるベースライン、ソウルフルなコードを取り入れた、クラシックスタイルのディスコトラックの制作方法をご紹介します。

セクション一覧:

  1. サンプルから始める
  2. ドラムビートの構築
  3. キーボードの追加
  4. ディスコベース
  5. プリコーラスの作成
  6. コーラスでの変化づけ
  7. ブリッジの展開
  8. アレンジメント
  9. マスタリング

このチュートリアルを進めるには、Disco & Funk Expansionを読み込んだKontakt 8またはKontakt 8 Player、Studio Drummer、Electric Keys – Phoenix、Scarbee Rickenbacker Bass、Soul Sessions音源、Ozone Elements、Raumが必要です。これらはKomplete 15 Select Band Edition、Komplete 15 Standard、Komplete 15 Ultimate、Komplete 15 Collector’s Editionに収録されています。RaumはKomplete Startの一部として無料でご利用いただけます。

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ディスコソングの楽曲構成とは?

ディスコソングは通常、伝統的なヴァース・コーラス形式(Aメロ・Bメロ・サビ構成)に従います。多くはイントロから始まってグルーヴが提示され、ヴァースとキャッチーなコーラスへと続きます。曲の後半ではブリッジやインストゥルメンタルのブレイクダウンによって変化が加えられます。繰り返されるフックとグルーヴは、曲全体を通じてエネルギッシュな雰囲気を維持する鍵となり、最後はダンスに適した長めのアウトロで締めくくられるのが一般的です。

ディスコソングの特徴とは?

ディスコソングの特徴は、規則正しい四つ打ち(four-on-the-floor)のビート、シンコペーションを効かせたベース、そしてストリングス、ホーン、エレクトリックキーボードなどの楽器編成にあります。テンポはアップビートでダンスを意識して作られており、反復的でグルーヴを重視したリズムが特徴です。また、豪華なオーケストレーション、キャッチーなメロディ、ソウルフルなボーカルもディスコの大きな魅力です。

ディスコソングの作り方

1. サンプルから始める

まずはDisco & Funk Leap Expansionのストリングスループを使って、プロジェクトの土台を作りましょう。新規MIDIトラックを作成し、Kontaktを追加してLeapカテゴリーを選択します。Disco & Funk Expansionをクリックし、インターフェイス右側のリストにあるLeapadelic Kitプリセットをダブルクリックします。

Leapadelic Kit

このキットにはC4でトリガーできるストリングスループが収録されており、これが今回のトラックのインスピレーション源となります。8小節のMIDIクリップを作成し、C4のノートを8小節分フルで演奏するようにベロシティ100で打ち込みます。特に指定がない限り、このプロジェクトではすべてベロシティ100を使用します。

ストリングスループの打ち込み

Kontaktはループをプロジェクトのテンポに自動的に追従(ワープ)させます。ループ本来のテンポである100 BPMに少し近づけるため、プロジェクトのテンポを少し落としましょう。プロジェクトのBPMを115に設定します。

DAWプロジェクトのテンポを115 BPMに設定

ストリングスだけでなく、ファンキーなディスコギターのリックも加えたいところです。別のMIDIトラックを追加して再度Kontaktを読み込み、Disco & Soul Leap ExpansionからLeapadelic Kitを選択します。8小節のクリップを作成し、4小節ずつ鳴らすF3のノートを2つ打ち込みます。これでファンキーなギターリックが演奏されます。

ギターループの打ち込み

これらの要素によって、楽曲のしっかりとした土台ができました。次に、オリジナルのパートをいくつか構築していきましょう。

2. ドラムビートの構築

新規MIDIトラックにKontaktを追加し、今回はStudio Drummer音源を選択して、Session Funkプリセットをダブルクリックします。

Session Funkプリセット

このキットを使って、疾走感のあるディスコビートを構築します。8小節のクリップを作成し、1小節目に各拍でC1のキックドラムを追加します。

キックドラム

次に、2拍目と4拍目にD#1のスネアを追加します。

スネアドラム

続いて、各拍にG#1のクローズドハイハットを、拍と拍の間の裏拍にF#1のオープンハイハットを追加します。

クローズドおよびオープンハイハット

仕上げのドラムサウンドとして、最後の16分音符の直後にD1のスネアを配置し、ファンキーでスウィング感のあるニュアンスを加えます。

スウィングさせたスネア

このドラムパターンを複製し、8小節のクリップ全体に展開します。

ドラムの複製

3. キーボードの追加

現状でもいい感じですが、ストリングスループが終始鳴り続けると少し飽きがきてしまいます。そこでストリングスをミュートし、楽曲として持続可能なグルーヴ作りに取り組みましょう。

ストリングスのミュート

もう1つMIDIトラックを追加し、KontaktでElectric Keys – Phoenixを選択して、デフォルトのElectric Keys Phoenix音源をダブルクリックします。

Electric Keysの読み込み

これを使って、ストリングスのコードをシンプルにしたバージョンを作成します。力強くすっきりとしたサウンドを得るために、5度を省略し、ベース音にノートを1音加えたコードを使用します。

ここでは、Eマイナー、BがベースのDメジャー、AがベースのCメジャーを演奏し、その後にオクターブのDとD#が続くパートをコピーしてください。滑らかなサウンドにするため、ベロシティは66に設定します。

キーボードパート

これを複製して、8小節分演奏されるようにします。

キーボードの複製

4. ディスコベース

トラックにエネルギッシュな躍動感を与えるために、オクターブを行き来するクラシックなディスコのベースラインを使用します。

新規MIDIトラックを追加してKontaktを読み込み、Scarbee Rickenbacker Bassを選択してOn The Road PMプリセットをダブルクリックします。

On The Road PMプリセット

他の要素とのバランスを取るために、このトラックの音量を-6.4 dBに設定します。

On The Road PMプリセットのバランス調整

E、B、Aを演奏するこのベースラインをコピーします。表拍に低いノートを、裏拍に1オクターブ上のノートを配置します。ベロシティは127に設定します。

ベースパート

このパートを複製して、8小節全体で演奏されるようにします。

ベースの複製

これでヴァースに使える音楽的なアイデアが揃いました。次は別の要素を追加して、プリコーラスへと展開させましょう。

5. プリコーラスの作成

ヴァースを複製して合計16小節にし、1〜9小節目をコーラス、9〜16小節目をプリコーラスとします。

ヴァースの複製

もう1つKontaktトラックを追加し、今回はSoul Sessions ExpansionからCandy Slapsプラックギタープリセットを選択します。

Candy Slapsプリセット

このトラックの音量を-7.4 dBに設定します。

Candy Slapsプリセットのバランス調整

エレクトリックピアノのコードのベース音をなぞった、こちらのMIDIパートをコピーします。

Candy Slapsパート

これを8小節分複製します。

Candy Slapsのパートを複製

リバーブを少し加えて、このパートを引き立たせましょう。トラックにRaumを追加し、Factory Presets > Large > Orbitalプリセットを選択します。Mixを25%に設定してください。

Orbitalプリセット

ヴァースとプリコーラスができたので、次はコーラス(サビ)が必要です。さっそく作成しましょう。

6. コーラスに向けて変化をつける

楽曲の魅力を保つため、コーラスではトラックのエネルギー感を変えたいところです。別の楽器を加え、既存のパートに変化をつけることでこれを実現しましょう。

まず、プリコーラスを複製して、17〜25小節目で演奏されるコーラスを作成します。

プリコーラスの複製

ギターループが1小節ごとに繰り返されるように編集します。

コーラスのギターループ

鍵盤パートを、ここでも5度を抜いたEマイナー、Gメジャー、Aメジャーを演奏するように変更します。この2小節のシーケンスを8小節全体で繰り返します。

コーラスの鍵盤パート

ベースギターが鍵盤パートのベース音を追従するように設定します。

コーラスのベース

プラックギターがE3、D3、C#3を演奏するように変更します。

コーラスのプラックギター

次に別のKontaktトラックを追加し、今度はSoul Sessionsを読み込んでBrass Stabsプリセットを選択します。

Brass Stabsプリセット

ここで使用したパターンをコピーします。A3、G3、F#3、D3、E3、続いてA3、G3、F#3を演奏し、後半の4小節でもこれを繰り返します。

ブラススタブのパート

トラックにRaumを追加し、Factory Presets > Large > Orchestral Hallプリセットを読み込みます。Mixを30%に設定してください。

Orchestral Hallプリセット

このインストゥルメントを追加することで、コーラスが一段と引き立ちます。トラックを仕上げる前に、あと1つのセクションを作成する必要があります。それがブリッジです。

7. ブリッジへの展開

ドラムとベースのパートを複製して、25〜33小節目にブリッジを作成します。

ブリッジの作成

ベースラインを編集して、Eを3小節演奏した後にDとD#を鳴らし、王道のディスコブリッジらしい雰囲気を演出しましょう。

ブリッジのベース

楽曲の全セクションが揃ったところで、アレンジ(曲の展開構成)を組み立てていきましょう。

8. アレンジ

ここで作成したアレンジをコピーしてください。ストリングストラックのミュートが解除され、イントロでストリングスが演奏され、5小節目からギターループが入ってくる点に注目してください。その後、楽曲は伝統的なヴァース、プリコーラス、コーラスの構成をたどり、57小節目にブリッジ、そして最後に16小節のコーラスが続きます。

アレンジ

最後に手早くマスタリングを行えば完成です!

9. マスタリング

Ozone Elementsを使えば、トラックを自動的にマスタリングできます。プロジェクトのマスタートラックにOzone Elementsを追加すると、プラグインが最も音量が大きい部分からプロジェクトを再生するよう促してきます。「Start Listening」をクリックし、最も多くのパートが演奏されている25小節目の最初のコーラスから再生してください。Ozone Elementsによるプロジェクトの解析が完了すると、音量レベルが大幅にブーストされる点にご注意ください。

Ozone Elements

Ozone Elementsがカスタムのマスタリングチェーンを作成します。必要に応じて、マスタリングチェーンがターゲットとする音楽ジャンルを変更できます。今回のディスコプロジェクトでは「RnB/Soul」を選択しましょう。

RnB/Soulサウンドをターゲットにする

Komplete 15 Select Band Editionでディスコ制作をはじめよう

ここまで、Komplete 15 Select Band EditionのDisco & Funk Expansion、Studio Drummer、Electric Keys – Phoenix、Scarbee Rickenbacker Bass、Soul Sessions、Ozone Elements、Raumを使ってディスコトラックを制作する方法をご紹介しました。

さらに詳しく知りたい方は、フューチャーファンクの作り方やソウルフルで表現力豊かなヒップホップトラックの制作方法もぜひご覧ください。

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